いたるところの田んぼで水張りが始まり(田んぼに水をいれる作業)、生き物の宝庫になるんだなぁ(特にかえるとか・・笑)、としみじみしています。
こんにちは、志賀です。
4/23は、近所のおかあさんの家でこんにゃくをつくりました!
本来、こんにゃく作りはお彼岸からお彼岸まで(大体9~3月)だそうで、この時期にできる貴重な体験となりました!
ちなみに、ここの地域の人はこんにゃくを作ることを「こんにゃくをあわせる」と言います。
こんにゃく芋自体は毒性が強く、生で食べると非常に危険らしいです。注意。
では、臨場感のある写真とともに作り方をおさらいします~
こんにゃく芋

を
水を入れたミキサーで細かくし

お湯を入れた鍋に中身を移して、熱しながらよくかき混ぜます。

混ぜます。

見た目は、いちごシャーベットが溶けちゃった、見たいな感じ。
そこに精製ソーダを入れます。
するとピンクから灰色に変わりました。

そうしたら火からおろして、

つきます。

つきます。
使う道具は、『いぶりぼう』というこんにゃく作り専用の道具。
杵の柄をもっと長くして、さらに軽量化したようなフォルムです。
しかし、そのような道具がある家も、道具を使ってこんにゃくをつくる家もほとんどなくなってしまったそうです。
つくほどにソーダがよく混ざって、コシが出るんだとか。つく目安は300回。
弾力があり重いので、かなり体力を使います。

(できた。この時点ではぶるんぶるん)
そしてつき終わったものを平たい器に移し、しばらく固めます。

それを今度は程よい大きさに切って、ゆでます。

強火でグラグラと40分~1時間ほど煮立たせます。

仕上げに

叩きます。
ビチビチと叩きます。叩くことでツヤが出てなめらかになるのだそう。
そして完成~~~

一般的な市販のものよりもぷるぷるしていて
刺身こんにゃくとしても、煮付けてもおいしいこんにゃくになりました~~
(豆知識:こんにゃくが黒いのは、芋の皮がついていたり、ひじきを入れているからだそうです☆)
ここのおかあさんはお正月など、来客が来るときは手土産用にこんにゃくを10回も合わせるそうです。脱帽。
こんにゃくつくりの奥深さを感じた一日でした!!
かつては、小石混じりの斜面という土地柄を利用して盛んに栽培されていたこんにゃく芋。
諸沢にはこんにゃくの神様と呼ばれていた「中島藤衛門」さんの生家もあります!
しかし現在では、諸沢地区でもこんにゃく芋はほとんど栽培されていません。
郷土に根付いた、その土地ならではの野菜がなくなりつつあることは非常に悲しいことですね・・・(; ;)


