歴史を太鼓の音にのせて

こんにちは、地区活性化担当の志賀です。

山方地域のビックイベント「第33回あゆの里まつり」がいよいよ迫って参りました。

連日の大雨で当日のコンディションが若干心配ですが、支所や実行委員会ではおまつりに向けた準備が着々と進んでいます。

今日は、あゆの里まつりのステージ発表に出演する予定の『諸沢祭囃子保存会』会員の大高馨さん(86歳)にその歴史と当日の意気込みを伺ってきました。

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▲インタビューに答えてくださった大高馨さん(86歳)

山方町で初めて

誕生は今から37年前の昭和54年。

諸沢地区は西金砂神社の氏子になっているが、そこで行われる小祭礼(1200年以上の歴史があり現在も7年ごとに執り行われている)で披露する祭囃子の人手を確保するために結成された。当時は、諸沢の各区から5人ほど選出されて常時30名近くの会員がいた。

 

――「その頃は山方町で保存会っていうのはなかったんだわ。諸沢だけ。そんで、小学校の授業で頼まれて太鼓はたきを教えてきたの。最初に教えた子どもらはもう50(歳)ぐらいになっているっぺなぁ。」

 

『諸沢祭囃子保存会』は当時の山方町で初めての祭囃子保存会として結成された。最初の保存会ということで、山方町だけでなく色んな地区から小学校の授業や他の地区の盆踊りのお囃子の依頼があったそうだ。

大洗町の保存会の人は、わざわざ諸沢に2泊してまで太鼓を習いに来たらしい。

保存会の皆さんは1985年に行われた「つくば万博」にも太鼓を叩きにいったそうだ。大高さんが話してくださるエピソードの数々から『諸沢祭囃子保存会』の活発な活動が伺える。

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▲つくば万博で着用した法被

 

37年間の歴史をみる

―――「あゆまつりも今年33回でしょう。俺たちは2回目から行ってるの。」

 

8/20(土)に行われるあゆの里まつりは今年で33回目を迎えるが、当時は3日間(前夜祭・本番・カラオケ大会)行われる大イベントだったらしい。

当日は朝早くから2tトラックで街中を太鼓を叩きながら練り歩く。準備がとても大変だったそうだ。

現在のあゆの里まつりとは異なる内容にも『諸沢祭囃子保存会』の歴史を感じる。

 

 

――「それがだんだん過疎化して人がいなくなっちゃったの。ここ、3区っていうんだけど76戸あったの、子どもの頃(昭和30年代)。お店屋さんは4軒あったんだよ。それが今は28戸・・・」

 

元祖の祭囃子保存会である『諸沢祭囃子保存会』は高齢化により存続の危機に瀕していると言ってもいい。小学生の頃は練習に参加していても中学校・高校と学年が上がるにつれて忙しくなり、だんだんと疎遠になってしまう。

結成当時30人以上いた正会員も現在9名になってしまった。

 

 

受け継がれゆくもの

諸沢祭囃子の太鼓や笛の楽譜などは存在せず、耳で覚えて伝承されている。

近隣地区の祭囃子保存会の曲は、すべて『諸沢祭囃子保存会』が伝えてきたものだ。

たとえ『諸沢祭囃子保存会』がなくなってしまったとしても、保存会が紡いできた音の歴史はこれからも脈々と受け継がれていくだろう。

 

・通りばやし

・二辺返し

・四辺返し

・四調目

・トッピキ

 

これらがあゆの里まつりで保存会が演奏する曲になる。

私も新参者ながら参加させてもらえることになった。『諸沢祭囃子保存会』の音の歴史を太鼓の音にのせて、全力で叩きたい。

 

「第33回あゆの里まつり」

8月20日(土)

諸沢祭囃子保存会 16:10~

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