地域まるごとケアin北富田(後編)

こんにちは、地区活性化担当の志賀です。

今回は超高齢化集落が仕掛けた“山の上からの打ち上げ花火への挑戦”についてレポート後編です。

(前回のまとめ)

茨城県常陸大宮市内で約70%というダントツの高齢化率となってしまった北富田地区。そんな北富田地区がおもてなし力や眠っていた地域資源を大きく発揮させる為に打ち上げ花火を企画しました。

 

 

当日の様子(天気予報では、夕方から雨。果たして・・)

当日のプログラムは手作り感あふれる内容が盛りだくさん!

焼きそば・フランクフルト・かき氷などの模擬店や徳島県の阿波踊り、ベトナムのバンブーダンス(講師は茨城大学に通うベトナム人留学生さん)などの異文化交流、昭和53年に閉校した北富田小学校の校歌斉唱、ミニコンサートなどなど。

私は協賛の果物を振る舞うくじ引き担当でしたが、3回とも長蛇の列となり、特賞の大玉スイカを狙ったくじ引き結果の一喜一憂をお客さんと一緒に楽しみました。

▲当日は志村大宮病院の職員さんもボランティアに駆けつけて下さいました。

また志村大宮病院院長鈴木邦彦さん、日本臨床倫理学会理事長新田國夫さんなど著名な方々もいらっしゃり、北富田地区の取り組みを興味深くみていかれました。

 

▲レッツ・バンブー

▲同じあほなら踊らにゃそんそん

 

当日会場に集まったのは約300名。北富田小学校があった時でさえもこのような大人数が集まることはなく、昭和30年代以前ぶり、もしかすると初めてかもしれないそうです。

保育園に通う小さな子から98歳のおばあさんまで3世代交流ならぬ4世代交流の場が実現し、グランドには普段はなかなか聞くことが出来なくなってしまった子どもたちの無邪気な声が溢れました。

 

うっすらと暗くなって来た頃、いよいよ花火の打ち上げ

持参したイスに座ったり、レジャーシートを広げたりと思い思いのスタイルでその時を待ちます。

ドーンと空高く花火が打ちあがると、今まで賑やかだった子どもたちも急に静かに(音が大きくて怖かったかな?)。クライマックスはナイアガラと特大花火!音の余韻と花火の残像すらも味わうことの出来た、山の上ならではの贅沢なひと時となりました。

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場を作る効果

私は、今回のイベントを通して2つの効果を感じました。

  1. 地域資源や能力の発揮の場
  2. 思いもよらない交流の場

1は地区住民が感じることの出来る効果です。色んな能力、経歴、考えを持っている人々が集まる地域という集団だからこそ、それぞれが持っている力を上手く調和させれば大きな力となることを実感させられました。そして今回のイベントは、どんな環境であれやればできる!という大きな自信となったに違いありません。

 

2の効果は主催者側だけでなくお客さん同士からも感じられました。数十年ぶりの旧友との再会、引き合わせによる新たな出会い、4世代にわたる交流など、会場のあちこちで笑顔の輪が出来上がっていました。

 

特に2はあらかじめ予想していたものではありません。しかし、ちょうどいい塩梅(規模、集客数、プログラム内容、お天気など)の場・機会があったからこそ生まれた、ある意味自然な効果であり、これこそが場を作る醍醐味だったように思います。

 

 

そして挑戦は続く

知り合いに北富田地区で花火をやると言うと「え、打ち上げ花火?線香花火じゃないの?」とよく返されました。そう思うのも無理はありません。なぜなら会場は山の中、そして主催は高齢化率約70%の超高齢化集落だからです!

しかし、今回の『地域まるごとケアin北富田』の開催で地区の底力をみることができました。

そして、これをきっかけに同じ状況の集落でも「いっちょやってみるか!」と奮起していけばいいなと思います。(打ち上げ花火の開催というのは老若男女が楽しめて、且つインパクトのあるとてもナイスアイディアでした。)

 

イベント開催にはそれなりの資金も事前準備や後片付けを含めた労力もかかるため、私はイベントを毎年、毎回やる必要はないと思います。大切なのは、さあやるぞ!と立ち上がろうとした時に協力してくれる仲間づくり、信頼関係を温めておくことだとこの企画を通して感じました。

しかし北富田地区は今回の大イベントを終えてもまだまだ立ち止まらないようです。笑

これからもぜひご注目下さい!

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